からだがよろこぶごはん

マクロビオテック料理をもっと身近に!

みんなのマクロビオティック

マクロビ料理は特別なものではなく、誰もが取り入れられる身近で気軽なもの。ことことは「みんなのマクロビオティック」を目指しています。体にいいだけではなく、美味しくて食べ応えもある。元気になって、デトックスにもつながる。ふとした時に食べたくなる。こだわり過ぎない、作るのも食べるのも楽しい料理です。


「身土不二」と「一物全体」

マクロビオテックは日本食がベース。「人間の体と土地は切り離せない。自分が暮らす土地のものを旬の時期に食べよう」という「身土不二」の考えがもとになっています。これは、食育の租と呼ばれる、福井県出身の石塚左玄が、食に取り入れた概念です。また、野菜の皮や根菜の葉、小さな魚など、食べ物を丸ごといただく「一物全体」もマクロビ調理の基本です。


体にいい、しかも美味しい

 マクロビオティックの基本は、皮ごと丸ごと使い、アクを抜かずに旨味に替える料理です。これは体にいいだけではなく深い味わいを生み、とても美味しくなります。

 

例えば、きんぴらごぼう。普通はゴシゴシとたわしで洗い、水にさらしてアクを抜きます。でもマクロビでは強く洗わず、泥だけをやさしく洗い、水にもさらしません。炒め蒸し煮や重ね煮することで、アクを旨味に替えます。

 

皮ごと使いアクも抜かないお料理は生命力、抗酸化力、デトックス効果もあると言われ、いいこと尽くし!ジャガイモやニンジンなども、皮付きのままならしばらくは傷みませんが、皮をむいた瞬間に酸化が始まり劣化します。逆に言えば、皮ごとの野菜には抗酸化力や生命力があるということです。

 

こうして作った料理は少量でも満足できるので、食べ過ぎを防ぐことができます。